ある方からもらった巨大プリンレシピ レシピ:牛乳3リットル・卵黄1パック分・黒砂糖200g(目算) 板ゼラチン1袋・粉ゼラチン10g・杏のリキュール1瓶 バニラエッセンス適量・黒糖蜜(既製品)適当 作り方 1)あらかじめ板ゼラチンを水でふやかしておく 2)牛乳をナベにブチまける 3)70度くらい(膜が出来ない程度)に暖める 4)卵黄全部に砂糖をブチ込み混ぜる 5)砂糖卵黄をおタマで掬い、ダマにならないように  少しづつ牛乳に溶かし込む 6)ゼラチンをダマにならないようにおタマの中で  少しづつ牛乳に溶かし込む 7)杏リキュールを小鍋で暖めアルコールを飛ばして  生地にブチ込みバニラエッセンスを適当に叩き込む 8)細目の濾し網を通しながらバケツに流し込む 9)黒蜜をだらだらとブチこんでゆく 10)フタをして、水を張ったシンクに漬けて粗熱を取る 11)十分に冷えたら冷蔵庫(強冷)に放り込む 12)最低12時間(今回は17時間)冷やす 13)万一の崩壊に備え、深めの器に開ける 14)記念撮影 15)いただきまーす ※1:甘さは若干控えめにし、食べる時にお好みで 黒糖蜜を使って調節していただいております。 ※2:卵黄はもう少し増やしてもよいかもしれません。 (過去、2リットル級でも卵黄は同じ量だった為) ※3:生地の中に黒糖蜜を投入する事でプリンと器が 張り付く事を防止し、ぷっちん時にも潤滑性が増すようです。 ※4:牛乳をあんまり暖めすぎると膜やダマが出来易いので 「膜」ができる温度になる前に弱火、手早く作業できるなら 火を止めてしまってもよいかもしれません。 ※5:でもダマは必ず出るので、細目の濾し網は必ず通して バケツに投入した方がよい出来になると思われます。 コツとしては、プリンミックスのような「粉ゼラチン」ではなく 面倒でも「板ゼラチン」を水で戻して使う事ぐらいです。 それだけでも強度がだいぶ違います。 (上記レシピではプリンミックスは一切使っていません) また、牛乳ベースで作るなら温度管理が重要です。 あっためた牛乳特有の「膜」が出来る直前の温度(70度以下)で 弱火にし(あまり暖めすぎると卵黄が凝固してダマやコゲの元になりますし、 鍋から器に移す際に「漉し器」を使うと目詰まりしてしまいます) てきとうに材料をブチこんでいけば、後は冷やすだけ。(いいかげん) 漉し器を使わなくても出来ますが、舌触りが悪いです。 また、そこから完成までは半日(12時間)以上冷やす事をお勧めします。 食べる時間から逆算するか、オフ前日の夜のうちに作業を終わらせ 冷蔵庫(強冷)で一晩+午後まで冷やすとよいと思います。 できれば「一人暮らしサイズ」の冷蔵庫を使い、他の食材は別の冷蔵庫に移すか 最初から空っぽの冷蔵庫を使えれば、それに越した事はありません。 (うっかり宴会用のビールを一緒に入れておいたら、見事に凍りました(^^;) 今のところ、僕が制作した最大サイズは上記レシピで使った 「4リットルバケツ」です。(プリンの内容量は3.5リットル程度) 持ち運びをするのなら、その程度が限度かと思います。 当たり前ですがヒビでも入ってしまえば、そこから崩壊します(笑) 黒蜜やカラメルは凝固前の暖かいうちにあらかじめ流し込んでおけば、 プッチン時にバケツからプリンが出易くなります。 ちなみにけっこう胃にズドンと来ますので(笑)食べる人は空腹な状態で 1人頭350ml〜500mlを目安に人数を集める必要があると思います。 若い人ならもっと食えるかもしれませんが、なんつっても相手はほぼ牛乳。 無茶すりゃ腹を壊します(^^; 砂糖も控えめに(笑) (上記レシピは普通のプリンの1/2程度です) また、バケツはダ○ソーの100円半透明バケツ(フタ付き)が便利です。 電車で運ぶのならヒーターの温風には気をつけて(プリンがゆるくなるかも)、 また他の乗客の方々に決して迷惑をかけないようにお願いします(^^; > 板ゼラチンって何gを何枚くらいですかね?見たことないや・・w 僕が使っているのは商品名【ゼラチンリーフ】です。 http://www.maruha.co.jp/products/product.php?product=52 販売単位1袋で1.5g×20枚入っていますので、それを全て使ってます。 さらに「気持ち」の補強として粉ゼラチン【ゼライス】を加えてます。 http://www.maruha.co.jp/products/product.php?product=51 これは販売単位1箱に5g×6袋入っているうちの1袋を加えています。 もし確実に「直立」を目指すのであれば、ゼラチンリーフは2袋でも かまいません。若干固めにはなりますが、十分プリン感はあります。 ただし、胃にくる「ずどーん」感も2倍になるかも(笑) > 暖めるのはどのくらいの時間暖めるのでしょうか、 常温に近い牛乳を暖めますので、時間よりも指先や温度計で 直接温度管理をしてしまった方がよいと思います。 基本的にゼラチンと砂糖が溶ければよいので、それほど高温はいりません。 お玉でかるく混ぜて温度を測り50°Cを超えたあたりで中〜弱火にし 材料を次々混ぜている間にあまり「沸かない」ように注意して下さい。 牛乳の表面に膜が出来るほど暖めてしまうと温度が上がり過ぎです。 ゼラチンもそうですが、卵黄と砂糖はあらかじめ混ぜておき 少しづつ溶かし込んだ方がキレイに溶けます。逆に急いで一気に流し込むと 鍋底に溜まりやすく、焦げやダマに成り易いので注意が必要です。 バニラエッセンスやアルコールを飛ばした調理酒等もこの時に混ぜます。 煮込む必要はありませんので、材料を全て入れたら終了です。 > あと黒蜜のてきとうっていうのはスプーン1杯とかでしょうか、周り壁面あたりに垂らすのですかね??その後まぜたりしますか? 手順としては (1)暖めた牛乳に材料をまぜる (2)濾し網を通してバケツに流し込む (3)暖かいうちにカラメル(又は 黒糖シロップ)を流し込む となります。バケツを平らな場所に置き、その中心あたりに ゆっくり静かに注ぎ入れれば、プリン生地に溶けずに まっすぐバケツの底にたどり着き広がります。 量としては、バケツの底面(ひっくり返した時に上になる部分)に ひとあたり広がれば十分と思います。動画を見て頂くと分かると思いますが、 容器から出すとほとんどがプリン上部から流れ出ます。 役割としては味や見た目よりも「バケツにプリンが張り付くのを防止」 していると思っていただければよいと思います。 > シンクっていうのはタライに氷水でも入れて漬けておけばいいですかね? 正解です。粗熱(バケツに触って暖かい感じ)が取れるまで、 おおよそ2時間程度は放置しておいてよいと思います。